Love☆drop





「それじゃあすまないけど…」
「気にするな。キラとラクスによろしく言っておいてくれ」
「あぁ、わかった」

そうカガリに返事をして部屋を出る。
久し振りのプラント行きの荷物を片手に歩きだしたその時、肩を叩かれ。振り返るとそこにフラガさんが立っていた。

「よぅ。プラントに行くんだってな」
「はい、夏休みだってカガリが休暇をくれたので……あとよろしくお願いします」
「わかってるって。しっかし坊主喜ぶだろうなぁ」
「そうですね」

『──アスラン!』

キラの喜ぶ顔が目に浮かぶ。思わず口元が緩んでしまった俺の前にフラガさんが何かを突き付けてきた。

「はい、コレ」
「?何ですか?」
「キラがもっと喜ぶように、お兄さんが手土産をくれてやろうじゃないの」
「お兄さんって…あなた自分のこといくつだと思って…痛っ!」
「年上を敬いなさいって教えられなかったか?」

コツンと殴られた頭部を手で押さられながら見上げると、フラガさんは先程突き付けてきたものをゆらゆらと振って見せる。小瓶に入ったそれは中でタプタプと音をたてていて……

「あ、それ…」
「使えると思うぜ?」

にんまり笑うフラガさん。俺は苦笑しながら小瓶を受け取った。



◇◇◇





「──あ、アスラーン!」
「キラ、よく抜けられたな」
「うん、ラクスに言ってあったから」

議長権限があるからね、と笑うキラにあとで俺がラクスに何かされるんじゃないかとヒヤヒヤする。
それでも嬉しそうに腕にしがみついてくるキラの髪を撫でて、来てよかったと思った。

「イザークたちにも会いに行く?」
「明日でいいよ、きっとまた怒鳴られるだろうし。それに──」
「わ…っ」

ぐいっとキラの腰に腕を回して抱き寄せて。

「せっかく久し振りに会えたんだ。二人きりがいいんだけどな」
「っ!!」

そっと囁くと赤く染まっていくキラの耳。

「…耳元でそういうこと言わないでよ…人が必死で抑えてるのに…っ」
「それは悪かったな」

ぎゅっと服を握り締めてくるキラに思わず笑いが零れる。

「もぉっ…アスラン?!//」
「責任は取るよ。だから行こう?」
「…うん…」

こくっと頷くキラを離して見れば、白い軍服に赤い頬がよく映えて。また俺が笑うかと思ったのか、恥ずかそうにプイッと顔を背けるキラに余計に笑ってしまった。

「…置いてくよ?!」
「あ、こら、待てって…」

背けたまま、すたすたと歩きだすキラの手を掴む。やけに熱い掌を握り締めながらターミナルを後にした。



◇◇◇





「──ん…っ」

キラが今夜滞在するホテルの一室。すぐ唇を重ねれば、体にしがみついてくる腕に安堵する。

「…ちゃんと食事は取ってそうだな」
「当たり前だよ〜!あ、カガリたちは?元気?」

確かめるように躰に触れていると、照れた顔でそう聞いてくるキラ。

「あぁ、カガリは元気過ぎるほどだ」
「そうだよね」

クスクスと笑って、他のみんなは…と呟くキラに、

「変わりないよ。それでフラガさんがお前に土産だって…」
「?ムウさんが…?」

床に降ろした荷物の中を探って。フラガさんから渡された小瓶をキラに差し出した。

「…何これ?」
「何だと思う?」
「薬…?」

不思議そうに見つめるキラの前でそれを揺すってみせる。すると、タプタプと揺れる中の液体に、キラの表情がみるみるうちに変わっていって…

「ま、まさかと思うけど…?」
「そ。ローション。久々だから痛いのはキラが可哀相だろうってフラガさんが」
「え、えぇっ?!ムウさんがそんなこと言ったの?!」

頷く俺に真っ赤になった顔でキラは口をぱくぱくさせる。

「そういう事だから、せっかくの好意に甘えて使わせてもらおうか、キラ?」
「え、で、でも…っ、んンっ」

慌てふためくキラの唇を塞ぐようにキスしながら抱きかかえた。

「ん…っ、ま、待ってってば…」

降ろされたベッドの上でブーツを抜き取られ、恥かしそうにもがくキラ。その上に覆い被さって襟を開きながら唇を押し当てる。

「ん…っ」

ぴくりと躰を強張らせた隙に軍服の前を開いていく。と同時に舌を耳たぶへと這わせていくと、キラの吐息はそれだけで上がりだした。

「あ…アス…っ?!」

既にアンダーシャツにに手を忍ばせている俺に、キラが驚いたように反応を示す。

「君…脱がすの早過ぎ…っ」
「当たり前だろ?色は違うといえ、俺の方が長く着ていたんだから」

慣れている…というのも大きいが、キラに早く触れたい一心もあっただろう。捲ったアンダーの下に見えるキラの白い肌に思わず口元が緩んでしまう。

「キラ…」
「あっ…や…ぁ」

薄桃色の小さな突起を唇で覆うと、舌先で転がし始めた。反対を指で摘んで捏ねるとあっという間に固くなっていく。

「あ、は…ぁっ…」

吐息に混じってキラの唇から甘い声が漏れだす。舌を胸から腹部へと移動させながら、そっと手をズボンへと伸した。

「あぁ…っ」

そこに触れた瞬間、今までになく大きな声をあげる。布越しに固くなっているのがわかるキラの自身を撫でた。

「あン…あ、や…」
「嫌なのか?」
「…だって…ズボン…」
「汚れるのが嫌なんだろ?」
「ッ!?」

図星、とばかりにキラの顔が一層赤く染まる。どうやら自分でも状態がわかっているようで。ズボンを脱がせると先走りで濡らした下着が目に入った。

「こんなにして…期待してた?」
「う…」

染みて色が濃くなったそこを撫でると、恥かしくてたまらないのだろう。キラは軍服の袖で顔を隠す。
下着に手をかけると、先端に蜜を溜めているキラの自身が露になった。

「や…あ、あぁン」

舌でそれをすくえば、甲高いキラの声に興奮を覚える。舐めれば後からジュクジュクと溢れてくるキラの透明な蜜。

「そうだ…これだけでも充分だけど、もっとヌルヌルにしてみようか?キラ」
「え…?」

袖から少し顔を覗かせたキラに見えるように、フラガさんからもらった小瓶を取り出す。
キラが気がついたように目を丸くしたのを確認すると、その中身をキラの性器に垂らした。

「ひゃっ?!や、冷た…い…」

ヌル…っとした液体にキラの体がビクリと跳ねる。俺はふるふると震える性器を握ると、ローションを塗り込むように扱き始めた。

「──ッ!!あ、あぁッ」

その途端ベッドの上でキラの体が大きく跳ねる。ぬめりを帯びてスムーズに上下する掌の中で、一層硬度を増していくキラのそれ。

「ひゃ…あっ、あ、熱…ぃ」

一気に額に汗を噴き出させ、眉根を寄せながらキラがうわ言のように呟く。

「熱い?そんな効果もあるんだな、これ…」

さすがフラガさん…と感心していると、キラがそれどころじゃないとばかりに頭を振って。

「あぁっ…アス…も…だめ…ぇ」

あっという間に昇りつめていくキラの下腹部が痙攣しだす。俺は寸前のところで手を止めた。

「ッあ…や…ぁ」

あと少しで迎えるはずだった絶頂感を失って、先走りだけがタラタラと溢れる。見上げると、うっすらと開いたアメジストの瞳に涙が浮かんでいた。

「キラ、まだ早い…」
「ふぁ…だっ…て…アスランが…」

クスッと笑うと、キラは恨めしそうに俺を睨む。
ローションと蜜が混じって濡れそぼっている先端の窪みを親指で押すと、キラはまた大きく震えて。

「やぁっ…いじわる…しないで…ぇ」

ひくひくと声を詰まらせながら訴えてきた。
──相変わらず煽ってくれるな…そんな風に言われたら余計に苛めたくなってしまう。

「アッ…い…?」

張り詰めた自身の根元を強く握ると、空いている手で固く閉じられた足を開かせる。足の付け根に向かって指先をなぞらせていると、ローションが垂れて濡れている小さな蕾に辿り着いた。

「ひっ…ぁ、アスラ…」

 可愛らしいそこは指に反応してきゅっと窄まる。それを解きほぐすように指の腹で撫で付けると、その先の快感を知っているキラの躰はビクビクと震えだす。

「…ひくひくしてるよ、ここ…」

撫で回す指に反応して蠢動する入り口。指を立てれば、つぷ…と容易く飲み込んで。

「あ、あぁっ…や、やだ…ぁ」

自身を戒められたまま、後孔に与えられる刺激に耐えられないとキラは嫌々を繰り返す。そしてよほど我慢できないのか、自分の指を締め付けている俺の指に絡めてきた。

「あぁっ…お願…い…イカせてぇ…?」
「キラ…」

その震える指先が堪らなく可愛い。
俺は指を解くと、キラの指も添えて握り直した。

「ひっ…あ、っあ…」

再び上下させるとローションと混じってクチュクチュと淫らな音が鳴る。

「アァッ、い、イクぅ…っひあぁ──ッ」

限界ギリギリまで高められていたキラは、数回扱いただけで勢いよく白濁を飛ばした。焦らしていたせいか、大量に溢れたそれは胸板まで飛んで。

「はぁ…ふ…っンん…」

キラは躰全体を震わせながら荒い呼吸を繰り返す。

「ずいぶん溜ってたんだな…」
「はぁっ…あ…や?」

快楽に酔いしれてシーツにぐったりと沈めたキラの躰に唇を寄せると、飛散したキラの精液を舌ですくった。

「あ…なに…?っや、だめ…そんなの…っ」
「綺麗にしてるだけだ。美味しいよ、キラの」
「ッ…で、でも…ひゃ…ッ」

舐め取りながら、蕾の中に挿入したままの指をぐるりと回す。過敏になっているキラの躰はビクビクと震え、快楽に思考を奪われていく。

「はぁ…あっ、あ…」

全て舐め取った頃にはそれすら感じていたのか、キラの自身はまた頭を持ち上げていた。

「っはぁ…っ、アス…ぅ…」
「キラ、可愛い…」

紅潮した顔で呟くキラに囁きながら、太股を押し上げて腰を浮かせる。そうして指を飲み込んでひくひくと蠢く蕾にローションの入った小瓶を傾けた。

「ンあ、あぁっ…」

ひんやりとした感触に眉を歪めるのも僅か、またローションの効果で熱を帯びていくそこにもじもじと躰を揺らしだす。
俺は挿入していた指にもう一本を添えるとキラの中へ突き入れた。

「ひ…アァッ!」

グチュ…と果実を潰すような音を漏らしながら飲み込んでいく濡れた蕾。奥へと誘うように蠢く内壁を撫で付けながら、二本の指を左右に開く。

「ひぃ…っ、や…アス?ンんっ」
「痛くないようにもっと濡らしておこうな?」
「ふぇ…?あ、あぁ…ンっ」

指で広げた入り口に小瓶を宛てて中身を注ぐ。こぷこぷと流れ落ちていくローションは内部を満たしては、狭い内壁に押し戻されて。

「ひっ…やぁあ…ンっ…」

溢れて双丘に流れ落ちるそれに構わず、内部に埋まった指を掻き回した。グチュグチュと響く粘着質な音がキラの耳にも入るようで、羞恥心を煽っているのがわかる。キラが恥ずかしがりながらも余計に感じてしまうのはよく知っているから…

「ッあ、あぁ…!」

わざと音をたてながら、キラの敏感なしこりを擦り付けた。

「あぁっン、そこ…っ…」
「ここだよな、キラの好きなところ…」

擦り付けては浅く引いて……を繰り返していると、もどかしさにキラの腰が揺れ出す。本人は無意識なんだろうが──指をいい所に取り込もうと動く姿はとても卑猥で。

「キラ、厭らしい…」
「はぁっ、や…あぁ…ッ」

決定的な快感を与えないように動かしていると、キラは髪をパサパサと振りながら喘ぐ。そうして、

「あぁっ、アスラ…ッ、も…だめ…っ…入れ…て…?」
「ッ…」

キラが俺を求めている───いや、キラから求めてくるように仕向けたのは自分だが、その言い方と仕草のあまりの可愛さに躰中が燃えるように熱くなる。

「キラ、起きられるか?」
「ん、ふ…?」

力の入らないキラの躰を抱き起こして自分の上に跨がせる。ローションでぬるぬるになった蕾に欲望の先端を当てた。

「ゆっくり腰落として…」

本当は限界まで昂ぶった塊で一気に奥まで貫きたい。けれどその気持ちを堪えて、キラの耳元にそっと囁く。

「ん…んぁっ、あぁっ…」

俺の肩に手を添えながら、キラはゆっくりと腰を下ろしていった。
ローションの力を借りて俺の昂ぶりは、ぐぷ…とキラの中へと埋め込まれて。久々に味わう、そのきつく締め付けてくる粘膜に頭の中で何かが切れる。

「──キラ…ッ…」

俺はキラの腰を支えていた手を引き寄せて奥まで貫いた。

「ひ…あぁっ!あ、熱い…っ、アスラン、の…っ」
「あぁ…お前の中も熱いよ…」

キラの内部に注いだ粘液が、キラの蠢く壁と一緒に俺自身を包む。
キラの体温だけではないジン…と痺れるような熱が伝わってきた。

「確かにこれはすごいな」
「っ、だから…言ったじゃん…っあ、や、動いちゃ…」

ただでさえ狭い内部を大きな楔で広げられ、過敏になっているキラは少しのことで反応を示す。

「ごめん、我慢出来そうにない…」
「え…あンンっ、あ、アァッ」

キラの細い腰を掴むと上下に揺さぶりだす。大きな声を上げながら強くしがみついてくるキラを抱きしめた。

「はぁっ、あ…あぁ、アス…っ」

耳にかかる熱い吐息にまた興奮しては腰を突き上げる。水音をたてながら敏感な壁を昂ぶりで擦り付けると、キラの内壁も収縮を繰り返して俺を締め付けてきて。

「あぁっ、アスラ…い、きもち…い…っ」
「俺も、気持ちいいよ…キラ」

気づくと揺れていたキラの腰に合わせて腰を突いた。

「ふぁ…っ、あ、ひぃ…ン」

腹部に擦り付けるように起ち上がっているキラの性器。手を伸してそれに触れると、先端からとろとろと零している蜜が指に纏わりついた。

「キラ…」
「アァッ、い、いぃ…っ」

両方を一度に攻められてビクッと喉を反らすキラ。唇の端に伝う唾液を舌ですくう。

「っふ…アス…ぅ、キス…して…?」

まどろんだ瞳で見下ろしながらそうせがむキラの唇を塞いで。舌を絡めては口内を貪る。

(甘いな……)

いつだってキラの口付けは甘くて。それは愛しさからなのかもしれないけれど。

「ん…ふぅ…っ、ン」

酸素が欠乏してしまうんじゃないかと思うほど深くキスをしながら、俺たちは一緒に昇りつめていった。





◇◇◇





「──それでアスラン、汚してしまったから部屋を替えてほしいとはどういうことなのでしょうか?しかもキラは動けないと……困りましたわ…」
「…す、すみません」

顔は笑っているだけに余計に怖いラクス。
キラにも『久し振りだからって暴走しすぎ!アスランのバカ』と怒られて。

(絶対フラガさんのせいだ…っ)

もう二度とあの人から物は受け取らないようにしようと誓ったのだった。





END




すすいません!こんなオチで…(>△<;)
ムウさんは懲りずにアダルトグッズ(笑)をアスランに無理矢理持たせるんじゃないかと思います!あんなものとか、こんなものとか…(´∀`*)フフ